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舞空キャンパスさん (8o9ob3cj)2023/5/6 20:45 (No.777343)削除言語文化学部
27もの国・地域の言語を専攻にすることができ、マイナーな言語の研究者がいたり、講義が開かれたり、サークルがあったりします。図書館の充実ぶりも半端ではなく、日本語の本よりも外国語の本のほうが多いくらいです。また、毎年秋に開催される「外語祭」では様々な語科・サークル・研究室などの展示や催し物が5日間という長期に渡って開催されます。一年生は必ず自分が所属する語科に関係する料理店を出店しなければならず、二年生は語科ごとにその言語での劇を披露することが必須です。人によっては一年で3つも4つも新しい言語を学ぶので一般的なイメージにある文系大学生のように遊ぶ時間はあまりありませんが、言語や異文化が好きという者にとっては楽園です。
ゼミは言語学や翻訳、異文化、言語教育などが主ですが、スポーツや自然言語処理、心理学などのゼミもあります。真面目な生徒と指導熱心な先生方が多いので、一見社会では役に立たなさそうなガチガチの言語学ゼミでも学ぶことが多いです。もちろんそれぞれのゼミの指導教員の先生方や大学院生はレベルの高い方が多い印象です。授業ではそれほど見かけない留学生たちもゼミによってはたくさんいます。俗に「小語科」と言われるマイナー言語の語科がいくつもありますが、そういった語科の先生方が開いているゼミは少人数なこともあってゆるい雰囲気です。もちろんやるべきことはその先生ごとに指導方針の違いはあれどきちんと指導してくれます。自分の好きなことにその道のプロに指導してもらいながら真剣に取り組める環境というのは何物にも代えがたく、この大学に入ってよかったと思うことの一つです。
学生の数が少ないのでサークルの数は限られていますが、特色のあるサークルが多い印象です。特にいくつかのマイナーな言語の研究会や銭湯同好会、ピザ同好会といったサークルは非常に珍しいと思います。ただでさえ少ない学生数のうち7割が女子と言われているので、春の新歓の時期におけるスポーツ系サークルの男子勧誘はすごいです。アカペラや楽器演奏などの音楽系サークル、ダンス、演劇、英語、アニメ・声優、ボランティアなどは一通りそろっています。新しいサークルが立ち上がることも結構あるようで、前述の銭湯やピザは比較的最近できました。複数のサークルを掛け持ちすることもでき、充実した学生生活が送れています。
キャンパスの周辺には遊ぶところどころかスーパーすらありません。西武多摩川線の多磨駅が最寄りで、駅周辺に店がいくつかある他はなにもありません。コンビニはキャンパス周辺に3つありますが、昔ながらの学生街ではないので家賃相場が中途半端に高く、中央線沿いや京王線沿いに住んで電車や自転車を使って通学する人も多くいます。学食の規模も小さく、近隣住民の方も使っているのでお昼どきは常に建物の外にまで行列が伸び、座る場所がなくてお盆を持ったままウロウロする人が何人もでます。周囲に店がないということはアルバイトするところも少ないということで、多くの学生は家の周辺や都心に出てアルバイトをしているようです。西武多摩川線は、料金が高い割に列車の本数は少なく中央線との接続も悪いので、立地はもう少しなんとかならなかったのかと思います。
世間的には英語ができるイメージかと思われますが、意外と英語が話せない人が多いです。もちろん英語を流暢に操るネイティブのような人もたくさんいますが、そういった人の中には英語しかできない人も多いです。1/3ぐらいの人は英語もできて自分の専門分野にも詳しい、世間のイメージ通りの人ですが、その他の人はそうでもありません。そのため、授業などでグループワークになるとメンバーによっては大変です。でも根は真面目でしっかりした人が多いですし、流暢には話せないけどある言語についてすごく詳しいみたいな人も中にはいます。